冬のゴルフ場は芝生が茶色く枯れていることが多いのに、フェアウェイだけが緑に見えることがあります。
「えっ、冬なのにどうしてフェアウェイだけ緑なの?」と思ったことはありませんか?
実は、この冬の緑色フェアウェイには、ただの見た目の工夫以上の理由があるんです。
今回は、冬でもフェアウェイが緑色に見える秘密と、その効果について詳しくご紹介します!
【目次】
●冬なのにフェアウェイが緑色の理由とは?
●冬のフェアウェイを緑色にする理由
●まとめ:冬でもフェアウェイが緑のメリット
●冬なのにフェアウェイが緑色の理由とは?
冬の関東のゴルフ場は雪はあまり降らず、芝の種類によって異なりますが、一般的に茶色っぽく枯れた状態になることが多いです。
特に、日本芝(高麗芝や野芝など)は、気温が10℃以下になると休眠し、葉が茶色く変色します。
※ちなみに、西洋芝の一部(寒地型芝草)は、冬でも緑色を保つものもありますが、今回は日本芝についてお話します。
それでもフェアウェイだけが緑に見えるのは、実はわざと色をつけています。
●冬のフェアウェイを緑色にする理由
フェアウェイを緑色にする理由は主に以下の4つです。
★理由その1:芝の退色を遅らせる
緑色の薬剤を吹き付けることで、もともとの芝生の色を活かしつつ、秋から冬にかけて芝生の退色を遅らせることができます。
★理由その2:太陽光吸収で雪や霜を溶かす
緑色に着色することで太陽光を吸収しやすくなり、雪や霜を溶かす効果があります。
★理由その3:地面を温めて春の芽吹きを早める
太陽光の吸収率が高まるため、地面が温まり、翌春の芝生の芽吹きが早まります。
★理由その4:見た目の美しさと方向が分かりやすい
フェアウェイを緑色にすると、見た目が美しくなるだけでなく、ショットの方向やフェアウェイとラフの境目が分かりやすくなります。
私も実際に冬のラウンドで体験しました。ボールを打った後、白いボールの表面にうっすら緑色がついていたり、
ゴルフシューズの底やパンツの裾が少し緑になったりしました。
でも、これは芝生を守るための工夫なので、逆に「芝生のために手間をかけてくれているんだな」と思うと、あまり気になりませんでした。
●まとめ:冬でもフェアウェイが緑のメリット
- 芝生の退色を遅らせることができる
- 太陽光吸収で雪や霜を溶かす効果がある
- 地面を温めて春の芽吹きが早まる
- 見た目が美しく、方向が分かりやすい
- ボールやシューズが少し緑になっても、芝生のための工夫と理解できる
冬のゴルフ場でプレーするときは、ぜひフェアウェイの緑色の秘密に注目してみてください。
ちょっとボールやシューズが緑になっても、芝生のためにこうした工夫がされていると思えば気にならなくなりますね。