エージシュートって知ってますか?
エージシュート(Age-Shooting)とは、
ゴルフの1ラウンド(18ホール)ストロークプレイを、
自身の年齢以下の打数でホールアウトすること。
(※ウィキペディアから抜粋)
そしてエージシューターは
エージシュートをする人のことを言います。
実はエージシュートには規定があるんです。
公認されるのは6000ヤード以上のゴルフコース。
60代後半以後のシニア選手が比較的達成しやすいと
されています。
例えば、72歳なら72打以下ということです。
う~ん、エージシュートを出すというのは
とっても難しい~~~~~~~!!!!!
私のホームコースにはもうすぐ80歳になる
おじいちゃんがいるんです。
その人は、元トップアマチュアゴルファー。
昔、若いころは普通のサラリーマンだったのですが、
ある時、すっかりゴルフにハマってしまい、
そこからゴルフ関連の仕事を自分で立ち上げて
自由にゴルフができる環境を作ったそうです。
そこからゴルフに没頭。
いろんな試合に出て、
全国各地で行われる試合に出ていたそうです。
ということはゴルフ歴はもう何年?
何十年?とやっているわけです。
ただもう80歳ともなると
ゴルフ熱もほとんどなくて、
ゴルフもテキトーにやっているようにしか
見えないんですよ。
それでもほとんどのスコアが
エージシュートになってしまうんです。
でもなんでそんなに何回もエージシュートが
出るんでしょうね。
先日、一緒にラウンドする機会があったので、
どんなプレーなのかじっくり見てきました。
おじいちゃんのドライバーの飛距離は
私と同じくらいの10ヤード前後。
スイングを見ていると
力なんて全然入っていないんです。
ポーンと軽~く振っているだけ。
打つぞ~~~~!!!みたいな気合いも
入ってないし。
それだからなのか、
ショットが全く曲がらない。
いつもフェアウェイにあるんです。
ラフに入ったのは1度も見なかったですよ。
そして、セカンドショット。
フェアウェイウッドを使うとき、
アイアンを使うときも、
ドライバーと同じように何一つ力が入って
ないんです。
どのクラブを持っても
ポーンと軽~く振っているだけ。
やっぱりほとんど曲がらない。
そして次はパーオン率についてです。
50パーセントくらいの確率で
パーオンさせてきます。
残りの50パーセントは
パーオンできていないんです。
ただ、ボールはグリーンの周りに
絶対あるので、パーオンしているのと
同じようなものです。
そしてここからが
エージシュートを出す人の技です。
グリーンに乗っている場合は、
パーかバーディ。
2パット以内でカップに入っているんです。
そしてグリーンに乗らなかった場合、
グリーンわきからアプローチウェッジで
ポーンと軽~く打って、
コロコロコロコロ~~~っとカップのすぐ
そばまで寄っていくんです。
アプローチで寄せて30センチ以内。
でも時々ミスするときもあるんです。
『あっ、やっちゃった。』というので、
よ~し、ミスったかぁ?な~~~んて思っていると、
1メートル以内にはあるんです。
あれ? 1メートルくらいなら
悪くないじゃんと思ったりもするんですが、
確かに次のパターでは
入れごろ外しごろだったりもしますね。
普通のゴルファーなら1メートルだって
外す可能性は大ですよ。
しかし、そのパターもまた違うんですよ。
全部入っちゃうんです。
どこからでも。
ほとんど外すことがないんです。
信じられますぅ?
そりゃ~、ボギーもありますが、
全てにおいてミスが少ないので、
パーとかバーディが多くなるんですよね。
そんな感じでゴルフをしていると
上がってから、
『またエージシュートが出ちゃったよ。』
と一言。
そんなに簡単に出せるもんですかね。
すごい人です。
自分の場合、
飛ばしたい、曲げたくない、カップに寄せたい、
カップに入れたいという気持ちが大きすぎて
逆にミスが出てしまうと思うんです。
そんなことを思っているから
力んでしまってミスショットが立て、
スコアが悪くなるんですよね。
わかっているのに直せない。
でもそのおじいちゃんを見ていると、
自分のこの無駄な力はなんなんだ!!!と
思わされるほどです。
無駄な力でどうにかするということではなく、
どこにボールを持っていきたいかということを
考えながら、力まず進んでいけば
良いスコアにつながるってことなんでしょうね。
ゴルフは力じゃないんですね。
力まず、身体を柔らかく使って、
素直に打っていけば方向性も良くなって
良い結果が出せるってことになるんですね。
自分がもし80歳くらいになったとき、
同じように軽~くゴルフが出来て、
エージシュートが出せるような
おばあちゃんになりたいですねぇ。
出来るかなぁ。
出来たらすごいですよね。