バンカーに入ると、ゴルファーのほとんどの方ががっかりしますよね。
嬉しい人なんて一人もいないですよね。
そりゃ、そうですよ。
でもゴルフ場には絶対にバンカーはある。
入る可能性は誰にでもあるわけです。
だから入ってしまったら出すしかない!
でも一つのバンカーで何度も叩きたくない!
そりゃ、そうですよね。
だからこそ、1発で出せて、さらにホームランにならないような
かっこいいバンカーショットができる簡単な方法、
また、日頃のバンカーショットの練習方法もご紹介します。
私自身がバンカーに入っても気にしない、
そしてバンカーショットが好きになった方法です。
ぜひ参考にしていただければと思います。
【目次】
●バンカーからどう打てば出せるのか
●グリーン周りのバンカー対策
●フェアウェイバンカーからの脱出法
●バンカーに絶対入れない方法
●バンカーショットが上手くなるための練習方法
●バンカーからどう打てば出せるのか
いろんな方のバンカーからのショットを見ていると
クラブで出そうとしています。
ヘッド部分がまるで食事をする時のスプーンのようにして
ボールをすくおうとしているようなショットです。
誰でもゴルフを始めた頃なら絶対、その打ち方をして
出そうとしているはずです。
もちろん私も以前はそうでした。
いわゆる手打ちです。
スプーンのようにボールを救い上げるようなヘッド形状では
ないので、その打ち方では砂の中からは出しにくいと思います。
で、私自身がやってみたこと。
ずばり3つ。たったこれだけです。
バンカーショットの3つのポイント
●リーディングエッジを目標に向けて、フェース面を開いて
オープンにアドレスする。
●テイクバックはアウトに上げる。
●トップからは上半身の力を抜いて、クラブは両手で支えてあげながら、
ヘッドの重さを利用して砂に落とすだけ。
その先の上げようとする動きは一切いらないです。
逆に落とすことに集中してほしいのです。
なぜかというと、クラブがトップからストンと落ちてきて、
砂にドスッと落ちた時点で止まることはないです。
クラブ自体はそのまま動き続けようとすることと、
バンカーの砂が爆発したことでボールも勝手に前に飛ぼうとするし、
最終的にはゴルファーは勝手にフォローを取らされてしまうんです。
自分であげなくても、勝手にフォローの動きをさせられてしまう
ということなんですよね。
この3つの動きをすることで、実はバンカーショットが
すごくカッコよくなります。
プロのやっている形に近い状態になるんです。
さらにバンカーショットの際に起きるショットの音が
すごく良い音になります。
それもまたカッコいい。
無理に、出そうとしないことで勝手に結果がよくなり、
スイングもカッコ良くなり、成功率も高くなるなんて、
やらないのはもったいないです。
決して上げようとしないでくださいね。
●グリーン周りのバンカー対策
グリーン周りのバンカーは厄介ですよね。
グリーンのすぐ近くのバンカーや、
グリーンまで少し距離のあるバンカー。
その場合、どんなウェッジを使ってますか?
人それぞれだと思いますが、
私はこちらを使用します。
●距離が近い時のバンカーは58度のウェッジ。
●距離が離れている時のバンカーでは52度のウェッジ。
この2つの違いは?と言われるとやはり距離なんですよね。
そして、58度でも52度でもまたそこで距離の調整をすることがあります。
その方法としては、
●飛ばしたいならフェースは開かない。
●飛ばしたくないならフェースは寝かせる。
例えば、58度で少し転がしたい、でも52度を使うほどは転がしたくない。
そんなときは58度のフェースを立てるようなイメージ。
その逆に、58度でスピンがかかりやすくするために
フェース面を開いて、ロフトを寝かせて飛ばないようにする。
1本のウェッジでもフェース面でロフト調整しながら、
狙うこともあります。
バンカーショットの技としてひとつ持っていても良いと思います。
慣れてくると結構使えます。便利ですよ。
●フェアウェイバンカーからの脱出法
フェアウェイバンカーに入ると残念に思う人も多いと思いますが、
グリーン周りのバンカーよりは打ちやすいと思います。
フェアウェイバンカーもグリーン周りのバンカーと同じようにと考えないでください。
フェースを開いて構える必要はないです。
そのまま芝から打つような普通のショットでボールが出ます。
フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンで
自信のあるものを使うのが良いと思います。
距離を出そうとしても、不得意のクラブで打とうとしたら、
バンカーから出ないかもしれません。
確実に出せるクラブを使うことが大事です。
無理はしないでください。
ただ、注意しなければならないことがあります。
フェアウェイバンカーでもバンカーのフチにボールがある場合や
バンカーのあごが高い場合はとりあえず距離は出さずに
次のショットを芝から打てるようにすることだけを考えてください。
芝からと言っても、できればフェアウェイから打ちたいですね。
フェアウェイバンカーでの考え方というよりは、
ゴルフで18ホール全てにおいて、
次のショットをどこで打ちたいかということを考えることで
スコアが良くなりますよ。
フェアウェイバンカーはもちろん、
ゴルフ全般でぜひ試してみてください。
●バンカーに絶対入れない方法
それでもバンカーが苦手という人は、もう最初から入れないようにするべきです。
でも入ってしまうという方、バンカーを避けきれてないです。
ここは徹底的に避けることに専念してください。
それがコースマネージメントですね。
バンカーが苦手ではない、そんなに苦ではないという人は
バンカー越えでピンを狙っても良いです。
でも、バンカーで何度も打ってしまうという人は、
バンカーが嫌ではない、入っても大したことない、1回で出せるという状態に
なるまでは、バンカー越えは絶対にしないでください。
バンカーが見えたなら、絶対その前で一旦刻んでください。
中途半端な距離ではだめです。
ナイスショットしても絶対に入らないクラブを選ぶことが大事なんです。
中途半端に入るか入らないかというクラブを選択してしまうと、
入る可能性があって、さらにバンカーに入ったらスコアがどんどん
悪くなる状態を自分で作り上げてしまいます。
だから絶対に刻むときはナイスショットでも入らない距離のクラブを選んでくださいね。
●バンカーショットが上手くなるための練習方法
バンカーに入れないようにした方が良いといっても、
じゃ、いつまでもバンカーが上手くならないじゃないと思われる方もいると思います。
まさにそうです。
だからバンカーに入ることも必要かも。
やはり上手くなるには、経験値を増やさないと上手くなれないですもんね。
砂の上で実際打てる場所がたくさんあるわけではないし、
ゴルフ練習場のマットの上でバンカーの練習ができるわけでもないし・・・・。
では、どうやって練習すればいいの?
ということで、私がどうやってバンカーが怖くなくなったかを
ご紹介します。
ずばり言いますと、
ゴルフ練習場の人工芝のマットの上で
バンカーショットの練習をしています。
え?砂がないところでどうやって????と思いますよね。
その方法が、一番最初のところでバンカーショットの打ち方を
お伝えしている方法、そのままをマットの上でやるだけなんです。
バンカーショットの3つのポイント
●リーディングエッジを目標に向けて、フェース面を開いて
オープンにアドレスする。
●テイクバックはアウトに上げる。
●トップからは上半身の力を抜いて、クラブは両手で支えてあげながら、
ヘッドの重さを利用して砂に落とすだけ。
ただ、そこにはバンカーショットだけじゃない、
他の全ショット、パターも含めて同じなのですが、
体幹で身体を支えて、それ以外の部分は全部力を抜くことなんです。
力を抜け!とだけ言われても、支える場所がなければ
絶対また上半身、腕、肩に力が入ってガチガチになり、
ショットは良くならないです。
でも、体幹を使うことで、身体を支えることができるから、
それ以外のところは力を抜けるようになります。
そうすればトップからクラブの重さ、さらに腕の重さも加えて、
重力に任せて打つことができる。
それができればいつも同じところを通ることができて、
再現性が高くなるので、ショットの確率もよくなりますし、
バンカーショットの不安も少なくなってきます。
今、バンカーでお悩みなら、ぜひバンカーショットが上手くなる3つのポイントを
試してみてください。