スイングした後、フィニッシュで止まれますか?
プロみたいに止まれたらカッコイイんだけどなって思いますよね。
ネットでどうやってフィニッシュが取れるのかを
検索してみたんですが、自分にとっては『そっか、これなんだ!』と
思える内容が見つからなかったのが本音です。
そして、スイング改造して半年、なぜフィニッシュが今までうまく取れなかったのかが、
ようやくわかりました。
今では、フィニッシュを取ったまま、ボールの行方を見るのが通常のスイングになりました。
このフィニッシュは私です。
なぜ、このようにフィニッシュが取れるようになったのか、
そのためには何が必要なのか、どうしてそうなるのかなどをお伝えしていこうと思います。
私が実際に感じた体験談をお話していきます。
【目次】
●フィニッシュが取れるようになった理由
●体幹を鍛える
●みぞおちを気にする
●クラブの重さを感じる
●下半身でスイングする
●フィニッシュが取れるようになった理由
フィニッシュが取れる理由はズバリ、手や腕で打ってないからなんです。
意味がわからないかもしれないですが、スイングするときに肩からクラブまでは
ほとんど動かしてないんです。
動かされているという感覚です。
体幹だけで打っている感じです。
『でんでんだいこ』ってありますよね。
これを知らない人もいるかもしれませんね。
これって、昔、子供をあやすのに使ったのかなと思うのですが、棒だけをくるくる回すと、
両側から出ている糸とその先についている丸い球が動かされてたいこをたたくっていうおもちゃ。
まさにこれです。
自分が棒になって、腕はこの糸みたいになっているんです。
だからって、なんでフィニッシュが取れるのか?って思いますよね。
体幹と股関節などの下半身を使ってスイングすることで、腕は自然に振らされてしまって、
身体に巻き付いてくるんです。
そして、勝手にフィニッシュが出来上がるんです。
フィニッシュって作ってできるものじゃなくて、自然に取れてしまうんです。
私もそうでしたが、アマチュアゴルファーのほとんどが腕の力で振ろうとしているんですよね。
そのために上半身にも力が入ってしまうし、腕でクラブを動かすことで、
毎回スイングの軌道はバラバラになるので、良い当たりの時もあれば、悪い時もある。
ダフリ、トップだって出る可能性が高くなります。
でも、体幹を使って腕で打たないように振れば、腕の長さは絶対に変わらないんだから、
身体の軸が固定されて、腕はいつも同じところを通る確率が多くなるんです。
だから上級者の人はショットの乱れが少ないということにもつながってきます。
●体幹を鍛える
そこで、自分を『でんでんだいこ』のようにするにはどうしたらいいのか。
それが体幹なんだと思います。
スイングには腹筋、背筋、股関節、下半身を使って動かしています。
両足の足裏も気にしながら打っています。
手や腕を使わないようにするには、まず、お腹周りの筋肉、お尻やももなんかも
鍛えておかないと、腕を自由に使うことができないんです。
肩からクラブまでをぶんぶん回そうとしたら、身体の軸がしっかりしていないとふらついてしまいますよね。
そんな風にスイングしているんです。
私のイメージは『ハンマー投げ』です。
腕に力が入っていたら、ハンマー投げできないですよね。
そのための体幹トレーニングをしなければならないということなんです。
私はピラティスをしていて、家では腹筋、スクワットをしたり、
肩甲骨周りをほぐしたり、また外を歩いたりしています。
●みぞおちを気にする
スイングするときに、上半身の力を抜くことだということをお伝えしましたが、
でもそれだけではどうしてよいかわからない人も多いと思います。
そこで、私が気を付けているのは、のどぼとけとみぞおちは固定して、
それ以外は自由に動かすようにしています。
腕で打っている人は、多分、両肩にも力が入っていると思うのですが、
そこもリラックスして肩をストンと落とすようにしてみてください。
クラブを持たないで、のどぼとけとみぞおちを固定して、
腕を左右に振ってみてください。
そこに股関節の動きが加われば、スイングが出来上がります。
今、流行りのスイングは体重移動をしないスイングなんです。
その場で移動せずに股関節を動かすには、
最初に右の股関節を右後ろに動かしてみてください。
そしてそのあと、左の股関節を左後ろに動かしてみてください。
あとは上半身は勝手に動かされているというようにスイングしています。
のどぼとけとみぞおちは小さいショットのアプローチや、またパターでも同じように
固定するようにして打つとショットが安定します。
●クラブの重さを感じる
のどぼとけとみぞおちを固定していると動きづらいのでは?と思いますよね。
そこで、スピードをつけるのに使うのがクラブの重さです。
重力ってことですね。
右股関節を右後ろ側に動かせば勝手に腕がトップまで動かされます。
そしてトップまで行けばそのままクラブをストンと落としながら、
左股関節と体幹で左に持っていくような感じです。
トップからストンと落とす場合に、誰もがタダで利用できる重力を使うんです。
地球にいて、重力を使わないなんてもったいない。
腕の力だけで打っていたら、その重力に反した動きになって、
スピードは出せないし、力が出し切れないと思います。
トップから重力だけで一気に振りぬいてみてください。
自然に腕がビュンと動き始めるようになりますよ。
●下半身でスイングする
のどぼとけとみぞおちを固定して、それ以外は下半身主導でスイングします。
スイングのほとんどが下半身を使っていると言っても良いと思います。
プロゴルファーの下半身がしっかりしているのは、
下半身でスイングしているからなんだと最近実感しています。
下半身でスイングすると言ってもそう簡単ではないですよね。
私もこれが完璧に出来ているのかというと、時々悪い癖はまだ出ています。
スイングは一瞬のことなので、腕に力が入るときもまだあります。
これは多分どのゴルファーでも永遠のテーマかもしれませんね。
下半身でスイングをするための練習としてコーチに教わっているのが、
スタンスをものすごく狭くして打つ練習です。
人にもよるかもしれませんが、両足の間を10センチ~15センチくらいに狭めて、
その幅で全クラブを打っていくという練習。
これは下半身の動かし方がわかる打ち方です。
体幹がないとできないそうですよ。
右股関節を右後ろに動かすと、左の膝は出ます。
左股関節を左後ろに動かすと、右の膝が出てきます。
クラブを持たないで足の動きだけやってみるとそのような動きになります。
その動きをするだけで、
上半身が勝手に動かされるようになってくるのがわかるようになります。
コーチに聞くと、体幹のない高齢の方などには
この練習方法はオススメしていないと言っています。
ということで、体幹と下半身の動かし方が慣れてくれば、足の裏で踏みこむことができて飛距離も出てきます。
そして自然と上半身が動かされてしまうようになり、フィニッシュを取らなきゃ!って思っていなくても
勝手にフィニッシュを取るようになっているということです。
ただ、私の場合は思いっきり振っていくと、フィニッシュを取れない場合があります。
まだその力に耐えられる体幹の強さがないのかもしれないですね。