スコアアップに欠かせないのがアプローチウェッジ。
以前は2本のウェッジで十分とされていましたが、最近では3本、4本と細かく使い分けるゴルファーが増えています。
「どの組み合わせが自分に合うのか?」「そもそもバンスって何?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ウェッジの選び方から人気メーカー、フェース面の違い、カラーやメッキの特徴まで徹底的に解説します。
【目次】
●アプローチウェッジは何本入れるべき?
●バンスとは?その役割と選び方
●ウェッジの選び方と人気メーカー
●ロフト角の考え方とセッティングのコツ
●フェース面はフルスコアライン?従来型?
●スピンがかかる理由とは?
●ウェッジのカラー|Chrome派?Black派?ノーメッキ?7
●まとめ
●アプローチウェッジは何本入れるべき?
昔は「ピッチングウェッジ+サンドウェッジ」の2本体制が一般的でした。
しかし、飛距離性能が上がった現代のアイアンでは、PWとSWの間の距離が大きく開いてしまいます。
そのため「50度」「52度」「58度」といった形で、3本〜4本を入れるのが主流になっています。
飛距離の階段を埋めるようにセッティングするのがポイントです。
●バンスとは?その役割と選び方
バンス角(バウンス角)は、ゴルフのウェッジのソールの突起部分(バウンス)と水平な地面との角度を指します。
バンスがあることで、クラブが地面や砂に潜りすぎず、弾かれにくくなります。
・バンス角が大きい → 打ち込むようなスイングをする人、初心者、アプローチが苦手なゴルファー
一般的に12度以上を指します。
リーディングエッジが地面に刺さる前にソールが接地するため、地面に深く入りにくくなります。
そのために、いつもしっかり打ち込めるような方には、バンス角があることで地面に入りすぎずショットすることができます。
・バンス角が小さい → 上級者、コントロールしたい人、打ち込むように打てない人
一般的に8度以下を指します。
ソールが地面に刺さりやすいため、ボールを直接ヒットしやすく、
フェースを開いたピッチショットやロブショットなど、テクニックを駆使する場面で有利です。
冬場の硬い地面、芝の薄い場所からのショットにも使いやすいです。
打ち込めない人にはバンカーや柔らかい地面、ラフなどでは、バンス角がないことでクラブが入りやすくなります。
自分のスイングタイプやよく行くコースのコンディションに合わせて選ぶことが大切です。
●ウェッジの選び方と人気メーカー
ウェッジ選びでは「自分のアイアンに馴染むか」が重要です。
人気メーカーとしては、
・ボーケイ(Titleist)
・キャロウェイ
・クリーブランド
・ピンゴルフ
・テーラーメイド
・ミズノ
・ブリヂストン
・フォーティーン
などが代表的です。
それぞれに打感やスピン性能の特徴があるので、試打して確認するのがベストです。
【2025年 勝手にきめたベスト3】
①ボーケイデザイン VOKEY SM10 スピンミルド10(タイトリスト)
②ピン S159
③クリーブランド RTZ ウェッジ 2025年モデル
※構えた時の顔がシンプルで好きなのと、打感がいいということが共通していますね。
●初心者の方には、こちらがおすすめ。
・キャスコ ドルフィンウェッジ
イルカのしるしがかわいいのと、抜けの良いグラインドに
なっていることで、やさしく打てるウェッジです。
●ロフト角の考え方とセッティングのコツ
アプローチウェッジを選ぶ際に見落としがちなのが「ロフト角」。
基本的にはピッチングウェッジ(PW)のロフト角を基準に考えましょう。
たとえば、最近のアイアンは飛距離を出すためにPWが43〜45度とストロングロフトになっています。
その場合、次に50度・52度・56度といったように「4〜6度刻み」で揃えると距離の階段がきれいになります。
本数が多い方は「48度・52度・56度・60度」のように均等に配置。
本数を抑える場合は「50度・56度」といった6度ピッチが使いやすいです。
ロフト角を考慮せずに選ぶと「飛距離が被るクラブ」や「抜けてしまう距離」が発生するので要注意です。
●フェース面はフルスコアライン?従来型?
最近のトレンドは「フルスコアライン」。
フェース全体にスコアラインが刻まれているため、ラフやフェースの端で当たった時でもスピンがかかりやすいのが特徴です。
フェース面が大きく見えるため、ボールを捉えやすいという安心感が得られます。
トゥ側でヒットしても確実にスピンを生み出すことができます。
一方で従来型(両端にラインがないタイプ)はルール適合性や打感の好みで選ばれることも多いです。
どちらを選ぶかは、プレースタイルやスピンコントロールの好みによって異なります。
●スピンがかかる理由とは?
スピン量は「フェースの溝の精度」「ミーリング加工の有無」「ボールの種類」で大きく変わります。
特に最新モデルは摩擦力を高める加工が進化しており、従来よりも安定してスピンがかかるようになっています。
もともとウェッジはロフト角が大きいため、インパクト時にフェースがボールに食い込みやすく、強い摩擦を生み出しやすくなります。
フェースとボールの接触時間が長くなるほどスピン量が増加し、さらにフェースの溝が水分や芝を除去することでフェースとボールの直接的な接触面積を増やし、スピン効果を高めます。
ウェッジを持ったら、スピンをかけながらピンを狙うことができると、寄せワンの機会も増えますね。
●ウェッジのカラー|Chrome派?Black派?ノーメッキ?
ウェッジの仕上げは見た目だけでなく性能にも影響します。
・Chrome仕上げ → 耐久性が高く、見た目がクラシック
・Black仕上げ → 反射を抑え、アドレス時に集中しやすい
・ノーメッキ → 打感が柔らかく、スピン性能が高い
錆びることで考えると、一番扱いやすいのがChrome(シルバー)、2番目は黒いヘッド、3番目はノーメッキです。
黒やノーメッキは定期的な手入れが必要となります。
ノーメッキは扱いに慣れた上級者に人気ですが、手入れが苦手な方はChromeを選ぶ方が安心です。
見た目の美しさやメンテナンスのしやすさも考慮して選びましょう。
●まとめ
アプローチウェッジはスコアメイクに直結するクラブです。
本数の組み合わせ、バンス角、フェース面、カラー仕上げなど、選ぶポイントは多岐にわたります。
自分のプレースタイルやコース環境に合わせて選び、試打を重ねることで「これだ!」という1本に出会えるはずです。
ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりのウェッジを探してみてください。