ラウンドが終わってカードを見返すと…「途中までは良かったのに、上がり3ホールで大たたき💦」――そんな経験、ありませんか?
18ホール・約6時間(休憩含む)の長丁場では、体力も集中力も落ちて当然。
だからこそ最後の3ホールをどう戦うかで、スコアの出来栄えが大きく変わります。
この記事では、私の体験談を交えながら、上がり3ホールで崩れないための考え方、具体的な対処法、
そして私が実践している「ボギーペース主義」について分かりやすくまとめました。
次のラウンドからすぐ試せますよ。
【目次】
●なぜ上がり3ホールでスコアを崩すのか?
●集中力を切らさないための考え方
●「ボギーペース主義」で安定する理由
●最後の3ホールを乗り切る具体的なコツ
●まとめ
●なぜ上がり3ホールでスコアを崩すのか?
ゴルフは前半9ホール+後半9ホールの計18ホール。お昼休憩を挟んでも、プレー全体はおよそ6時間。
この長時間競技では、誰でも後半に疲労が溜まり、集中が途切れがちです。
さらに…
- 気の緩み:「あと少しで終わりだ」という安心感から雑になる
- 欲が出る:「ベスト更新できるかも」で力む・攻めすぎる
- 感情の乱れ:ミスに怒る→判断が荒くなる→さらにミス
- エネルギー不足:水分・糖分・塩分が足りず、身体が動かない
この4つのうちのどれか一つでも影響すると、クラブ選択もスイングも「安全第一」から外れてしまい、OBや池などの致命傷のミスに繋がります。
こういうことが何度か起きたことのある人も多いと思います。
●集中力を切らさないための考え方
全ホールで全集中は現実的ではありません。
大切なのは「1打ごとにスイッチを入れる」こと。終わったらリセット、次の1打でまたオン。これだけでミスの連鎖を止められます。
- 合言葉を1つ決める:「次の一打」「センター狙い」「安全第一」など短い言葉で思考を固定
- ルーティンを短く一定に:素振り1回→ターゲット確認→深呼吸1回→アドレス→打つ
- 判断は“秒”で:迷いは疲労の元。クラブと狙いは30秒以内で決める
- ミスの後は“事実だけ”:「右に10yd」「当たり薄い」→対策1つだけ決めて前進
●「ボギーペース主義」で安定する理由
私がキレたり崩れたりしなくなった大きな理由が、「良くてパー、悪くてもボギー」というマインド。
これをベースにすると、攻めすぎが消え、クラブ選択が保守的になり、致命傷のミス(ダブルパー級)が激減します。
- 戦略がシンプル:ピンではなくセンター/花道狙いが基本になる
- 感情が安定:「ボギーOK」と決めているので焦らない
- 再現性が上がる:毎ホールの判断が一定=プレー全体が整う
結果として、上がり3ホールでも「良くてパー、悪くてもボギー」でまとめやすくなり、大たたきが消えます。
●最後の3ホールを乗り切る具体的なコツ
1)ティーショット:安全第一のクラブ選択
- 狭いホールは無理にドライバーを使わない(3W・UT・長めのアイアンでOK)
- 「フェアウェイ or 次が打てるラフ」なら合格。絶対にOB・池を避ける
- ターゲットはピンではなく広いサイドやフェアウェイ中央の見える点
2)セカンド:ピン筋より“外して安全”を優先
- 花道・安全サイドに置く意識(グリーンの傾斜とハザード位置を確認)
- 距離が半端なら得意距離に刻む(例:80ydを残す)
3)アプローチ:寄せワンに固執しない
- “寄せやすい球筋”を選ぶ(上げるより転がす、難しければパター)
- ミスの幅を小さくするクラブ選択(PW・9Iのランニングは最強)
4)パッティング:入れるより“次を残さない”
- カップ周り50cm〜1mを絶対に残さない速度感を最優先
- ライン読みは長考しない。ルーティンを一定に
5)体調・メンタル管理:3ホール前から準備開始
- 補給:9番・15番のティーイングエリアで水分+塩分+糖分を少量
- 呼吸:ショット前に「4秒吸って6秒吐く」を1回でOK
- 言葉:「ボギーでいい」「広い方へ」を心の中で復唱
6)チェックリスト(カートで読み上げ推奨)
- このホールの絶対NGゾーンは?(OB・池・深いバンカー)
- ティーショットの狙いどころは?(広いサイド/見える点)
- セカンドは安全サイド or 得意距離に刻む?
- グリーンはセンター狙いでOK?
- パットは“次を残さない速度”で打てる?
●まとめ
上がり3ホールは“崩れやすい場所”ですが、見方を変えれば“差をつけるチャンス”。
「ボギーペース主義」を土台に、安全第一・次の一打・ルーティン一定を徹底すれば、最後まで安定したプレーができます。
次のラウンドで、さっそく試してみてください。
きっとスコアカードの最後がニコッとする数字に変わりますよ。
うまくいったら、ついにやにやしてしまうかも・・・・! 楽しみですね。