ゴルフボールはカート道路に跳ねたり、砂や木、または石に当たったりして、どうしてもキズがつきますよね。
バンカーに入ればショット時にフェイスとボールの間に砂が挟まり、そこでもキズがつきます。
また、フェアウェイでもダフると小石や砂で細かなキズがつき、白かったボールが少しずつ黄ばんでしまうことも珍しくありません。
このように、ゴルフボールは使っているとキズがついていきますが、傷がついたままだとプレーにどんな影響があるのでしょうか。
ということから、ゴルフボールはどのタイミングで新しいものに交換すればよいのかも含めてご紹介していきます。
【目次】
●ゴルフボールの交換ルールとは?
●ボールの傷がパフォーマンスに与える影響
●ボール交換のタイミングの目安
●まとめ
●ゴルフボールの交換ルールとは?
J&Rでの正式なルールでは、ティーショットで使ったボールは紛失やアウトオブバウンズの場合を除き、ホールアウトするまで同じボールを使い続けなければなりません。
つまり、少々キズがついても、そのホールを終えるまではボールを交換することはできません。
ただ取り換えることができるというルールもあります。
●J&Rルール:4.2C(2) 別の球に取り替えることができる場合。
元の球が切れている、またはひびが入っていて、この損傷がプレーしているホールで起きたことが明確に分かる場合だけ
プレーヤーは別の球に取り替えることができる。しかし、単に引っ掻いた、擦った、ペイントが剥がれた、
色あせただけの場合は取り替えることはできない。
• 元の球が切れたり、ひびが入った場合、プレーヤーが元の箇所に別の
球、または元の球のいずれかをリプレースしなければならない(規則14.2参照)。
• 元の球が切れていない、ひびが入っていない場合、プレーヤーは元の球
を元の箇所にリプレースしなければならない(規則14.2参照)。
プレーヤーが誤って取り替えた球にストロークを行った場合、そのプレーヤーは規則6.3bに基づいて1罰打を受ける。
この規則は、他の規則に基づいて、あるいはホールとホールの間に、プレーヤーが他の球に取り替えることを禁止していない。
切れたり、ひびが入っていない場合は取り替えるとペナルティがつくので気を付けてください!
●ボールの傷がパフォーマンスに与える影響
ボールの表面にキズがつくと、飛距離やスピン性能に影響することがあります。
特に傷が深い場合は空気抵抗が変わり、ボールの飛び方が不安定になったり、スピンがかかりにくくなることもあります。
また、パターで転がす際にも傷があると転がりが悪くなる場合があるため、細かな傷でも気になる方は交換を検討すると良いでしょう。
●ボール交換のタイミングの目安
ボールの耐久性はプレーヤーの技術や使用環境によって異なるため、一概に何ホールで交換とは言えません。
ただし一般的には2ラウンド(36ホール)程度までは性能に大きな変化はありません。
プロのように2~3ホールごとにボールを交換するのはアマチュアには贅沢ですが、2ラウンドを目安に交換するとコスパも良く、快適にプレーできます。
ウェッジのフェイスが新しい場合は特にボールにキズがつきやすいため、その際は早めの交換をおすすめします。
●まとめ
ゴルフボールは様々な場面でキズがつきますが、ルール上はホールアウトするまで同じボールを使う必要があります。
傷の程度によっては飛距離やスピンに影響することもあるため、2ラウンド程度を目安に新しいボールと交換するのが一般的です。
プレー中にボールの状態をチェックして、パフォーマンスを維持して、ゴルフのレベルアップにつないでいきましょう!