ゴルフ練習場に行くと、ドライバーばかりをずっと打っている人をよく見かけます。
確かにドライバーは飛ばせる楽しさがあり、一番気持ちよくスイングできるクラブですよね。
でも、短いクラブが安定して打てていないのに、長いクラブを振りこなすことは難しいものです。
むしろ短いクラブを徹底的に練習した方が、スイングの基本が身につき、結果的にドライバーも安定してくるのです。
実際に上級者ほど「短いクラブを重点的に練習」しています。
なぜなら、スイングの再現性を高めるには、シンプルで扱いやすいクラブを使った練習が効率的だからです。
今回は、なぜ短いクラブから練習するのが良いのか、そして効果的な練習方法についてお伝えします。
【目次】
●ドライバーばかり練習しても上達しない理由
●短いクラブで基本を固めるメリット
●上級者が短いクラブを練習する理由
●おすすめの練習クラブと練習法
●まとめ:効率的な練習で確実にレベルアップ
●ドライバーばかり練習しても上達しない理由
練習場で「ドライバーばかりを打つ」という光景は珍しくありません。
しかし、短いクラブでスイングが安定していない状態でドライバーを振っても、再現性がなく、ミスショットが増えるだけです。
球数を打っても上達につながらないのは、基本ができていないまま長いクラブを振っているからなのです。
●短いクラブで基本を固めるメリット
ウェッジやショートアイアンはクラブが短く、スイングがシンプルになります。
力まずに正しいスイングを繰り返すことで、基礎動作が自然と体に染み込みます。
この「基本の積み重ね」があるからこそ、後で長いクラブを振ったときにも安定したショットにつながるのです。
●上級者が短いクラブを練習する理由
実はプロや上級者ほど、練習でドライバーを振る時間は少なめ。
100球中、ドライバーは10球打つかどうか位だと思います。
彼らはアプローチやショートアイアンなど「短いクラブ」での反復練習を重視しています。
理由は、ショートゲームの精度がスコアに直結すること、そして短いクラブでのスイングがそのまま長いクラブにもつながるからです。
つまり「短いクラブを制する者がゴルフを制する」と言っても過言ではありません。
●おすすめの練習クラブと練習法
私自身が練習場でよく使うクラブはこの3本だけです。
・60°ウェッジ
・54°ウェッジ
・9番アイアン
・7番アイアン
まずはハーフショットで打ち、力まずスイングできているかを確認。
短いクラブで安定して打てるようになったら、少しずつ長いクラブに移行します。
この「短い → 長い」の流れを守ることで、効率よく全クラブを打てるようになります。
クラブの使用する順序としては、アプローチウェッジから→9番アイアン→7番アイアン→5W→1Wです。
1Wまで行ったら、そこからそのまま戻ってきて、最後はアプローチウェッジで終了しています。
もし、ドライバーのあたりが悪ければ、すぐに短いクラブに持ち替えて何球か打ちます。
感覚がつかめたら、その後、またドライバーを振ったりもします。
やはり、短いクラブが基本なんですよね。
●まとめ:効率的な練習で確実にレベルアップ
ドライバーは楽しいクラブですが、練習は短いクラブから始めるのが鉄則です。
上級者が実践しているように「短いクラブで基礎を固める」ことが、スイングの安定性を高める最短ルート。
遠回りに見えて、実は効率的な練習法なのです。
コースでも、アプローチ、パターのほうが大事といわれます。
やはり、短いクラブをうまく扱えると自然とスコアが良くなります。
今日からドライバーだけでなく、短いクラブを中心に練習してみてください。必ず結果が変わってきますよ!