皆さんのキャディバッグにはロングアイアンは入っていますか?
ロングアイアンは一般的に5番アイアンまでをさしていうことが多いですが、最近では6番アイアンも入る場合があるようです。
アイアン、きちんと打ててますか?
そこで、アイアンにこだわるべきか、優しく打てるユーティリティを選ぶべきか。
悩んている方に、選択するためのポイントをご紹介します。ぜひご参考になさってください。
【目次】
●今どきのゴルファーはロングアイアンを使わない理由
●女性ゴルファーは8番アイアンまでを抜く傾向に
●ユーティリティがスコアアップに繋がる理由
●見栄よりも当たるクラブを選ぶ賢さ
●私の6番アイアン苦手体験とユーティリティ導入の決意
●今どきのゴルファーはロングアイアンを使わない理由
近年、男性・女性問わずロングアイアンの使用率が減少しています。
昔は5番や6番アイアンが主流でしたが、今はユーティリティの性能が格段に良くなり、当たりやすくて飛距離も安定するため、これらに置き換える人が増えています。
技術やパワーに自信がない方にとっては特に大きなメリットです。
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難易度が高い:
ロングアイアンは、クラブが長く、ロフトが立っているため、芯で捉えるのが難しく、アマチュアゴルファーにとってはミスショットが出やすいクラブです。
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ユーティリティの登場:
ユーティリティクラブは、ロングアイアンよりもヘッドが大きく、ソールも滑りやすいため、ミスヒットに強く、ボールを上げやすいという特徴があります。
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フェアウェイウッドの進化:
フェアウェイウッドも、近年ではヘッドの大型化や低重心化が進み、ロングアイアンよりも打ちやすく、飛距離も出せるクラブとして人気があります。
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スイングの問題:
ロングアイアンを打つには、正しいスイング、特にハンドファーストのインパクトや、遠心力を利用したスイングが不可欠です。しかし、多くのアマチュアゴルファーは、これらの技術を習得するのに時間がかかり、ロングアイアンを使いこなすことが難しいと感じています。
●女性ゴルファーは8番アイアンまでを抜く傾向に
特に女性ゴルファーは、8番アイアンまでをセットから外してユーティリティに替えるケースが増えています。
女性ゴルファーは男性に比べてヘッドスピードが遅い傾向があるため、飛距離を出すためにFWやUTを積極的に活用することが多いです。
7番や8番アイアンの扱いに不安を持つ方が多いため、無理にアイアンで打つよりも、ユーティリティで安心して距離を稼ぐほうが結果的にスコアアップにつながると感じているからです。
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飛距離のカバー:女性ゴルファーの平均的な飛距離は、ドライバーで150~180ヤード程度、7番アイアンで90~120ヤード程度とされています。7番アイアンより短い距離を打つ必要がある場合、8番アイアン以下を使うよりも、ロフト角が大きくシャフトの長いフェアウェイウッドやユーティリティの方が、少ない力で楽にボールを飛ばすことができます。
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ミスヒットの軽減:フェアウェイウッドやユーティリティは、アイアンに比べてスイートスポットが広く、芯を外しても飛距離ロスが少ないため、ミスヒットを減らすことができます。特に、ヘッドスピードが遅い女性ゴルファーにとっては、ミスヒットを減らすことがスコアアップに繋がります。
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クラブセッティングの最適化:女性ゴルファーの場合、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、ウェッジ、パターといったクラブ構成が一般的です。7番アイアン以下のアイアンを抜くことで、バッグの中身をより有効活用し、必要なクラブに絞ることができます。
●ユーティリティがスコアアップに繋がる理由
ユーティリティはクラブの重心設計やフェースの大きさでミスに強く、当たりやすいのが特徴です。
ショットの安定感が増すことでミスショットのリスクが減り、結果としてスコアアップに繋がります。
アイアンよりもボールの飛び出しが安定し、特に150ヤード前後の距離で力を発揮します。
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打ちやすさ:ユーティリティは、アイアンのように構えやすく、フェアウェイウッドのようにボールを上げやすい設計になっています。
これにより、ミスヒットを減らし、安定したショットを打つことができます。
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操作性:フェアウェイウッドよりもシャフトが短いため、操作性が高く、狙った場所にボールを運びやすいです。また、重心が低く、アイアンに近い打ち方ができるため、傾斜地でも安定したショットを打つことができます。
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多様性:ユーティリティは、フェアウェイ、ラフ、傾斜地など、様々なライからショットを打つことができます。ヘッドが芝の抵抗を受けにくいため、ラフからでもスムーズにボールを拾い上げ、グリーンを狙うことができます。
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飛距離:
5番アイアンと同程度の飛距離を、より簡単に打つことができます。
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ミスへの寛容性:
ヘッドのソールが広く、ダフリやトップなどのミスヒットに強い設計になっています。
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戦略性:ユーティリティは、フェアウェイウッドよりも扱いやすいため、ロングホールのセカンドショットで、グリーンを狙う際に有効です。ユーティリティを使いこなすことで、コース戦略の幅が広がり、よりスコアアップに繋がるショットを選択できるようになります。
●見栄よりも当たるクラブを選ぶ賢さ
ゴルフは見た目のかっこよさや伝統を重視するスポーツですが、無理に苦手なクラブを使い続けるよりも、自分に合った当たるクラブを使うことが賢明です。
特にスコアを重視するなら、ロングアイアンを使うことの見栄よりも実用性を優先してクラブ選びをしましょう。
これは男女問わず共通のポイントです。
●私の6番アイアン苦手体験とユーティリティ導入の決意
私も6番アイアンは苦手で、持つだけで体がこわばり、当たる気がしなくなりました。
何度打っても距離が合わず、スコアも悪くなる一方。
ラウンド中に6番アイアンの距離が残るたびに、無理にそれを使って1打多くたたいてしまうことを続けていました。
いつかは当たるって思うところもあったんです。
でも一向に良くならず、思い切ってユーティリティに切り替えたことで、
より安心して打てて、スコアに良い影響が出ると感じています。
実際、女子プロの中でも6番アイアンを抜いてユーティリティに替える人が増えていますし、私自身も変な意地を捨てて、自分に合ったクラブで勝負する決意をしました。
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私のクラブセッティング(参考)👇
– ドライバー 210ヤード
– 3番ウッド 190ヤード
– 5番ウッド 180ヤード
– 7番ウッド 170ヤード
– 4番ユーティリティ 165ヤード
– 5番ユーティリティ 155ヤード(←6番アイアンから変えたクラブ)
– 7番アイアン 135ヤード
– 8番アイアン 125ヤード
– 9番アイアン 110ヤード
– ピッチング 100ヤード
– ウェッジ各種
無理に苦手なロングアイアンを使い続けるより、当たる確率が高くスコアアップに繋がるユーティリティを選ぶことをお勧めします。
これが今の男女ゴルファーにおすすめしたい新しいクラブ選びのスタイルだと思っています。
ご参考になれば嬉しいです。